平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)スピードスケート女子500メートル銅メダリストのカロリナ・エルバノバ(チェコ)が27日、自身のインスタグラムで「私のスピードスケートのキャリアは終わります」と、25歳の若さで引退すると発表した。平昌五輪では小平奈緒(32=相沢病院)と500メートル第14組で同走し、競り合いを演じ、韓国の李相花に次ぐ銅メダルを獲得し、美人スケーターとして世界でも人気のトップスケーターで、電撃引退に世界で波紋が広がっている。
引退の原因は、2014年のソチ五輪後にオランダのヘーレンフェインに渡り、欧州選手権でメダルを獲得するなど世界的なスケーターに成長したものの、チェコ代表のペトル・ノバク監督と同国スケート連盟から、チェコ代表を離れ、個人でオランダでトレーニングすることに対し、批判や個人攻撃を受け続けたことだという。
エルバノバはインスタグラムで、まず「私の環境は14歳で急速に変化しました。チェコのチームではジュニア世界チャンピオンのタイトルを獲得し、2度の五輪に参加しましたが、ソチ五輪の後、次に何をすべきか岐路に立たされました。チェコの代表チームでは、専門的なスプリンターのトレーニングをやらない。だから別の解決策を見つけるしかなく、スピードスケートの伝統国オランダに移りました」とオランダに渡った経緯を説明した。
ところが、チェコ代表から離れたことで、ノバク監督や同国スケート連盟から厳しい反発を受け、同監督からは友人、メディアなどに「裏切り者」「恩知らず」など、非国民的なイメージを吹聴されるなど、個人攻撃を受け続けたという。
オランダはスポンサーがついたチームが複数あり、そこでの選手強化が大きいとされているが、エルバノバはオランダ人同様のポジションで強化を受けることが出来なかったという。その中、4年にわたり修業を続け「私はスケート、バッグしか持たず、全てのお金を使い、車まで売って、別の言語も学び、私の選択が正しかったということを証明しなければならなかった。でも4年間は楽しかった。成長していると信じていたし、オリンピックのメダルで、それは最高潮に達したのです」とつづった。
ところが、平昌で銅メダルを取った後も、ノバク監督とチェコスケート連盟による個人攻撃は変わらず続いたという。エルバノバは「このような真実ではないイメージは、何年も私を苦しめました。私は国を愛する愛国者で、国を代表する機会は、いつも名誉なことでした」と苦しみと愛国心が入り交じった、複雑な心情を抱えたままの引退であることを吐露した。


