世界ランク6位の日本が同13位のドイツを3-0で退けて4勝1敗、勝ち点13とし、2位での2次リーグ進出を決めた。第1、3セットはジュースまでもつれたが、古賀紗理那(22=NEC)が21点、黒後愛(20=東レ)が18点を挙げる活躍などで打ち勝った。7日から日本ガイシホール(名古屋)で行われる2次リーグでは、D組から勝ち上がったリオデジャネイロ・オリンピック(五輪)銀メダルのセルビア、世界4位ブラジルなどの強豪に挑む。

中田監督の采配がピタリと決まった。第3セット終盤、22-17からサーブレシーブが乱れて6連続失点で逆転されたところで、長岡とセッター冨永をコートに送る“2枚替え”。長岡がライトからの強打で同点とし、悪い流れを断ち切って勝利への道を開いた。「何かしなければと思って代えた。勘でしたね」と中田監督。期待に応えてワンプレーでベンチに戻った長岡は「結果が出せてよかった。あれでチームが1つになれた気がする」と笑顔で緊迫の場面を振り返った。