世界5位で全米女王、大坂なおみ(21=日清食品)が関門を突破だ。過去1勝2敗、18年は2先全敗だった同11位のアナスタシヤ・セバストワ(ラトビア)に3-6、6-0、6-4のフルセットで逆転勝ち。準決勝に進出した。「とにかく落ち着いて、チャンスを待った。いいプレーができた」。準決勝では同20位のコンタベイト(エストニア)-同27位のツレンコ(ウクライナ)の勝者と対戦する。

大坂が打っても打っても、緩い逆回転球で返球され、無理をしてミスをする。ミスを減らしてつなげば、攻撃を食らった。過去の2戦の戦いは、その繰り返し。1セットも奪えないほど苦手だった。

しかし、この日は、第2セットから、相手の動きが落ちた。そのスキを突き、自らのミスはしっかりと減らした。一気に6ゲームを連取し、主導権を奪い返した。最終セットは第3ゲームで相手のサービスゲームをブレーク。4-3で追いつかれそうな場面もあったが、サービスエースとカモーンを連発し逃げ切った。

◆WOWOW放送 12月31日~1月6日。男子は連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信中。女子は大坂なおみの試合をハイライトで放送。