デュエットTRで、乾友紀子(28=井村ク)吉田萌(めぐむ、23=ザ・クラブピア88)組が、東京五輪を見据えた新プログラム「くのいち桜吹雪」を国内初披露して、91・3775点で2位だった。
ただ五輪金5個を誇るスベトラーナ・ロマシナ(29)らのロシアペアには4点以上の差をつけられた。井村雅代ヘッドコーチ(68)は、今後に向けて、ロシアペアの演技も参考にしていく考えを示した。
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両手で印を結み、静かに水中に沈んだ。乾、吉田組はいわゆる「ドロン」で演技を締めくくった。乾は「見ている人にもテンポにのってもらえるようにした」。吉田も「足1本を上げる時に突き刺さる足を意識した」と勢いを重視。井村HCは「最後までよく泳ぎ切った」と評価した。
「くのいち桜吹雪」は世界がイメージしやすい日本を表現。しかしこの日のロシアペアは水着の背中に「東京」の文字を入れて、演技のテーマを「ファンタスティック東京」とした。ロシアペアがイメージした東京は「渋谷のスクランブル交差点」。井村HCは「がちゃがちゃしている感じ。もっとすてきだよ、と思うけど、そういう見方をしているとは面白い」。ロシアペアの畳みかけるようなテンポの演技は今後の参考にするという。その上で「『今』を取り入れた上で、日本の選手に似合うものをやっていく」と口にした。【益田一弘】


