17年世界王者の文田健一郎(23=ミキハンス)は3位に終わった。17年大会以来2年ぶりの優勝を目指した文田は2回戦でリ・セウン(北朝鮮)と対戦。第1ピリオド1-5でリードを許すと、第2ピリオドも相手をつかまえきれず、3-5で敗れた。
試合後に文田は涙を隠さなかった。第1ピリオド序盤に消極的な姿勢をとられパッシブで1ポイントを失うと、直後にバックからローリングを2回決められて4失点。「回されたのがいけない」と振り返った。
その後は相手に逃げられた。本来ならパッシブをとってもいい場面だが、審判はとらず。微妙な判定の影響で逆転するチャンスを失ったともいえるが「審判に左右されるようでは三流。スタンドで取り切れないことが結果に出た」と自らの力のなさを認めた。
相手のリは、昨年のアジア大会決勝で太田忍に敗れた選手。東京オリンピック(五輪)代表の座を争うライバルが下した相手に敗れただけに、ショックは大きい。普段は「相手を意識しすぎるから」と映像もあまり見ないが「見なきゃいけないですね」と、初対戦の相手の分析が足りなかったことを反省した。
3位決定戦の不戦勝で銅メダルが決まっても、笑顔はなかった。「最近は(太田)忍先輩以外に負けていなかったから…。今までで1番悔しい」と話した。その太田と世界選手権代表の座を争う6月の全日本選抜に向けて「このままじゃ、やばいなと思う」と危機感も口にしていた。


