世界1位の大坂なおみ(21=日清食品)が、自身今季初の芝コートでフルセットの辛勝だ。

同33位のサカリ(ギリシャ)に6-1、4-6、6-3で勝ち、国際公式戦(予選、ツアー下部大会を含む)で区切りの200勝に王手をかけた。自力では決勝進出で、世界1位の維持が決まる。

大坂は、第1セットの第2ゲームから、相手のダブルフォールトにつけ込み、一気に6ゲームを連取した。しかし、途中から第1サーブの確率が落ち、第2サーブをリターンでたたかれた。また、逆回転のスライス球を使われタイミングが狂い、第2セットを4-6で落とした。最終セットは2オールから自分のサービスゲームを苦労しながらキープ。続く第6ゲームで、相手のサービスゲームを破り、何とかフルセットで逃げ切った。

大会前の会見では「これまで芝コートは心地よくプレーできていない」と、苦手意識を口にしていた。2回戦では、同43位のプティンツェワ(カザフスタン)と対戦する。