男子フリースタイル65キロ級の乙黒拓斗(21=山梨学院大)が東京オリンピック(五輪)切符をつかんだ。決勝で中村倫也(24)に10-0のテクニカルフォール勝ちした。
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乙黒選手は絶対に勝たないといけない試合で、メンタルコントロールの強さを感じました。彼の魅力は勝ち気なところ。それがダイナミックな動きを生み、見る側も引き込みます。今大会では落ち着きが目立ち躍動感は抑え気味でしたが、勝ちきるための戦い方を出来たことは収穫ではないでしょうか。
格闘技では冷静さは勝敗を分けます。年に数度の試合がある総合格闘技と異なり、五輪は4年に1度。極度の緊張感、重圧の中で精神面は一層問われます。血気盛んなことも強さに必要ですが頭に血が上って自失すれば勝ちは遠くなってしまう。乙黒選手は若くして世界王者になり、今年の世界選手権では研究もされて負けも味わいました。その中で経験値を積み上げ、心の操作法も学んだと思います。五輪本番では見ていて、面白い華のある試合を見せてほしいですね。
女子50キロ級の須崎選手は決勝で慎重でしたので東京での金に向けては大胆に攻めるのがポイントですかね。(拓大監督)


