このチャンスを逃すな!! ラグビーのトップリーグ(TL)が、12日に開幕する。日本中に感動を呼んだ19年W杯日本大会後の初のシーズンとなり、国内外のW杯戦士を中心に注目度は高い。TL全16チームにW杯日本代表は、31人中29人が所属する。5月まで20都府県30会場で、国内最高峰の熱戦が繰り広げられる。

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全国を熱狂に巻き込んだW杯から約3カ月-。桜の戦士たちが、再びグラウンドに立つ。日本代表フランカー、リーチ・マイケル主将(31=東芝)はラグビー界の低迷期を思い返し「W杯でたくさんのラグビーファンをつくったが、W杯がゴールではない。TLで熱い試合をして、にわかファンもずっとラグビーが好きになるようにしたい」とラグビー熱の継続を約束した。

昨季15季ぶりの優勝で復活を印象づけた神戸製鋼は充実の戦力を誇る。日本代表プロップ中島、FB山中のほか、CTBラファエレが新加入して戦力アップ。世界的スターのSOカーターとの豪華共演にも注目だ。同2位のサントリーは、SH流、FB松島ら5人が属し、持ち前の高速ラグビーで2季ぶりの優勝を目指す。リーチ擁する東芝との開幕戦は、ともに東京都府中市に拠点を置く“府中ダービー”としても注目を集める。パナソニックは、プロップ稲垣、フッカー堀江ら最多6人の実力者ぞろいだ。

海外トップ選手も例年以上に集結した。W杯ニュージーランド代表NO8のリード主将は、姫野がいるトヨタ自動車入り。W杯覇者で南アフリカ代表フッカーのマークスは、NTTコミュニケーションズに加入した。オーストラリア代表を6年間指揮したパナソニックのディーンズ監督は「過去最高レベル。日本ラグビー界が進化できる大きなチャンスで、ぜひ、多くの方に会場へ足を運んでもらいたい」と呼び掛けた。【峯岸佑樹】

◆今季のTL W杯の影響で変則日程となり、12日に全国6会場、全8試合で開幕する。5月9日まで行われ、16チームが1回戦総当たりで頂点を争う。その後、上位4チームでの日本選手権が検討されている。総入場者数は史上最多の60万人を目標に掲げ、一般販売チケットは第1~10節までで約33万枚を発券済み。昨季の2倍以上の売り上げで、購入サイトの登録者は45万人に達している。