ラグビーのトップリーグで2連覇を目指す神戸製鋼が10日、本気の布陣で開幕に備えた。12日の第1節キヤノン戦(神戸ユニバー)に向けて、約1時間半の調整。就任2年目のデーブ・ディロン・ヘッドコーチ(44)は「自分たちの能力に自信がある」と言い切った。
決意は顔ぶれに証明された。先発SOには元ニュージーランド代表で、ワールドラグビー年間最優秀選手に3度輝いたカーターを起用。ロックに新加入で同代表81キャップを誇る、身長204センチのレタリックが名を連ねた。昨春に首の手術を受けたカーターは「常に選考される状態でいたかった。自分の中で自信を取り戻した」。対面となる日本代表SO田村を「世界レベルの選手」と評した上で「FWで前に出たい」と司令塔として青写真を描いた。
昨年のW杯日本代表ではCTBラファエレ、FB山中が先発し、プロップ中島とWTBモエアキオラがベンチから出番を待つ。中島は疲れの見えたW杯後に首脳陣から「いつも元気なのに、テンションが低い」と指摘されたというが「インパクトを与えたい」とやる気十分。激しい競争を乗り越えた王者が挑戦者をなぎ倒す。【松本航】


