B1新潟アルビレックスBB(中地区4位)は15、16日の第23節、ホームの新潟市東総合スポーツセンターでリーグ2連覇中のアルバルク東京(東地区2位)と対戦する。1月に特別指定選手として加入した帝京長岡出身のSF星野曹樹(22=白鴎大4年)が“ジョーカー”としてひと暴れをもくろむ。ここまで出場は3試合だが、速さを生かした攻守の動きは周囲も認める好素材。王者相手にも臆せず、臨む。

「長所を見てもらえるようにアピールしてきた」。A東京戦に向け、星野は全力で練習に取り組んできた。積極的にリバウンドに飛び込み、インサイドではしつこく守備をする。シュートレンジに入れば、迷わずリングを狙う。「自分に求められるのはチャンスの土台になるプレー」と泥臭さを強調。「ガッツとスピード感がある。チームに慣れてきた」と庄司和広監督(45)は称賛する。

1月9日のチーム合流後に鼠径(そけい)部を打撲。その影響でここまで出場は3試合9分12秒間にとどまっている。それでも前節8日の島根戦は2分15秒間の出場で3リバウンド1アシストを記録。負傷が癒えた今、自信はある。「流れを変えたい時に出してもらえる選手になりたい」。A東京戦で存在をアピールする準備はできた。【斎藤慎一郎】