19年ラグビーW杯日本代表のSH流大(27=サントリー)とNO8姫野和樹(26=トヨタ自動車)が30日夜、日本協会のYouTubeチャンネルでオンラインゲーム対決を行った。

W杯に参加した代表チームが収録されている「RUGBY20」を用いて、流ジャパン対姫野ジャパンのテストマッチを開催。前半を5-19で折り返した流ジャパンが、スローガンに掲げた「アゲアゲイケイケドンドン」作戦で連続攻撃を重ねた。WTBレメキ・ロマノラバが計3トライを挙げるなど大活躍。25-26で迎えた試合終了間際には、WTB福岡堅樹が決勝トライを決め、30-26で劇的な逆転勝利を挙げた。SO田村優が5回連続でゴールを外す“珍事”もあったが、流は「すねるな姫野。ゲームだけど、W杯を思い出したし、(視聴の方に)試合を楽しんでもらえたら良かった。明るい未来を願い、また皆さんの前でプレーするためにしっかり準備したい」。ゲームを得意とする姫野は「先輩を立てることも大事。出来る後輩なので…」と悔しそうに振り返り、一時映像を切る場面もあったが「この負けを自分の成長の糧にしたい。グラウンドで会える日を楽しみにしています」とファンへメッセージを送った。

ゲーム対決は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で試合の中止が相次ぐ中、「eリポビタンDチャレンジカップ2020」と題して、ファンと楽しむことを目的に企画された。当初は7月5日に開催予定だったが、九州などの各地を襲った豪雨により、甚大な被害が出たことで延期となった。勝利した流には、リポビタンD1年分が贈呈される。