競泳国際リーグ(ISL)は25日、21年シーズンの概要を発表した。3季目の今年は8月末から予選、11月にプレーオフ、12月末に決勝と、3つのステージに分けて大会を行う。それぞれの開催地は選定中で、アジア、ヨーロッパ、北米が候補となっている。日本選手を軸とする「東京フロッグキングス」(北島康介GM)も2年連続で参戦する。

北島GMは「ISL第3シーズンは、チームにとって初参戦だった昨シーズンの経験を踏まえ、決勝進出を目標にチーム一丸となって戦い抜きたいと思います」とコメントを発表した。

ISLを創設したグレゴリシン氏は「(昨季は)世界トップクラスの泳ぎが披露されたことはもちろんのこと、これまで競泳の大会では見ることができなかった画期的な制作、演出方法でスポーツ界全体にインパクトを与えることができたことは言うまでもありません。ISLを新たなスポーツ文化として定着させるべく、現在、第3シーズンに向けて準備を進めています」とした。

ISLは、競泳では珍しい団体戦を採用。世界各地のチームがレースの順位によって与えられる得点で競い、エンターテインメント性が特徴となっている。

昨秋の2季目は「東京フロッグキングス」が初参戦した。萩野公介、大橋悠依、松元克央、長谷川涼香ら代表クラスもメンバーとして出場。コロナ禍で国際大会が激減したスポーツ界で、外部との接触を遮断した「バブル」を採用。約1カ月以上にわたって、世界トップクラスの選手が競い合う貴重な大会となった。