4年ぶり3度目の優勝が懸かる羽生結弦(26=ANA)が106・98点で首位発進した。冒頭の4回転サルコー、4回転トーループ-3回転トーループ、トリプルアクセル(3回転半とジャンプ)をすべて成功させるなど、完璧な出来で2位の鍵山優真(17=星槎国際高横浜)や、現王者のネーサン・チェン(21=米国)らを抑えた。

試合後のオンライン取材では「一番へこんだ」という理由、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の習得状況、体操の内村航平や白井健三からの刺激などを明かした。

「(一番へこんだという理由は)結構、4回転半に力を入れてやってたので、跳び切れなかったのが一番つらかったなと思ってます。でも、それのおかげで筋力がついたりとか、トレーニングの方法も新たに考えることがあったので、ある意味で全日本前よりもステップアップしているかなとは思います」

「(器械体操や陸上の要素も取り入れた)ずいぶん前の話なんですけど、体操の内村さん、白井さんと話をさせていただいた時に、たまにフィギュアのジャンプの回転の仕方を参考にしていると聞いていたので。今回、内村さんがH難度のものを決めていることも刺激になったりもしていたので、なんとなく内村さんのドキュメントなども見ながら『こういう感覚なのかな』とか。自分にとって4回転半というものが、かなりの大きな壁なので、それに対してどうやって回転数を増やしていくかとか、どうやって高さ、滞空時間を伸ばしていくのかなどを考えたりもしていました」

「あとは陸上でのウエートとかはしていなんですけど、どうやって陸上の力やポテンシャルを出していけるかを、いろいろ考えたりすることがありました」

「(なじんだ感覚は?)そうですね、4回転半に関しても、すごく近づいてきたなという感じもしますし、それのおかげでいろんなものが安定してきたりして、自信になったりもしています」

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