東地区のレバンガ北海道は同地区の川崎ブレイブサンダースに91-109で敗れた。この日、29歳の誕生日だったショーン・ロングはチームトップタイの30得点を挙げるも勝利で祝うことができなかった。

試合後「もっとアグレッシブに攻めないといけない」と課題を挙げた。佐古賢一監督(51)は「ゲームの入りが良くなかった中で、流れを引き寄せることができたが、ひっくり返すことができなかった」と振り返った。

第3クオーター残り2分15秒には橋本竜馬(33)のスチールから得点し、2点差まで詰め寄る場面もあった。だがベンチスタートの選手たちのコミュニケーションミスや、この日ロングとともに30得点のデモン・ブルックス(29)が足を滑らせ転倒し負傷交代するなども影響し、最終的に18点差をつけられた。

前節MVPになった特別指定選手の松下裕汰(22)は佐古監督から「守備を強めよう」と声をかけられ、持ち味である守備で存在感を見せ、チームに流れを引き寄せた。ファウルをもらいながらシュートを決めるなど勝負強さも見せた。「シュートにいかない中での消極的なミスが多かった。シュートで終わるようなフィニッシュにしたい」と30日の同カードに向けて意気込んだ。