トヨタ自動車(レギュラーシーズン2位)が富士通(同5位)を87-71で下して2連勝とし、2年連続2度目のリーグ制覇を収めた。

銀メダルを獲得した東京五輪日本代表メンバーの馬瓜エブリンは、先発で13得点を挙げるなど攻守で貢献。試合後にコート上のインタビューで、「Wリーグファンの皆さん、バスケットボールファンの皆さん、お待たせしました~!」と絶叫し、喜びを爆発させた。

第1戦は終盤の逆転劇で先勝したトヨタ自動車は、この日は序盤から息の合ったプレーをみせ、43-29とリードして前半を折り返した。後半に入って富士通もリズムを取り戻したが、トヨタ自動車は第4クオーターで再び大きく突き放した。

東京五輪3人制女子日本代表の山本麻衣(22)が、両チーム最多に並ぶ19得点を挙げて勝利に貢献。「すごくうれしいし、ほっとしている」と連覇達成を喜んだ。山本はプレーオフMVPに選出された。

セネガル出身のソハナファトージャ・シラ(24)も前日に続く活躍。19得点に加え、両チーム最多12バウンドをマークした。

チームの中心選手で、今季限りでの引退を表明している東京五輪日本代表の三好南穂は「素晴らしいメンバーと一緒にプレーできて幸せ」と涙ながらに感謝した。