バスケットボールの静岡県協会、B1三遠、B3ベルテックス静岡は18日、静岡県庁で記者会見を行い、事業連携を図っていくことを発表した。3団体の代表が調印式に臨み、合意書に署名。今後、県内バスケットの振興や普及、県代表チームの強化などについて協力し合っていく。

県協会の土屋哲平会長(66)は「(バスケを通して)静岡を元気にしたい。子どもたちに笑顔を、県民のみなさんに感動を呼び込めるようにしたい」と抱負を述べた。三遠の北郷謙二郎社長(41)は「ベルテックスさんとクラブの垣根を越えて盛り上げることに意義がある。この連携をきっかけとし、さらに静岡県のバスケを盛り上げたい」。ベルテックスの松永康太社長(38)は「チームは、人づくり、街づくり、夢づくりを柱として静岡を元気にすることを目指している。県をスポーツでワクワクさせたい」と力を込めた。

最初の事業として両クラブの出資により、U-12選手用のビブス計270着が製作された。県内9地区の選抜チームに贈呈される。三遠の田渡凌(28)は「このビブスを着た子どもたちから、1人でも多くプロ選手が生まれることを願います」。ベルテックスの大石慎之介(34)も「これを着てたくさん練習し、将来は三遠さんやベルテックスに入ってもらえたら」と話し、2人から県協会側に手渡された。【倉橋徹也】