【ニューヨーク=吉松忠弘】男子ダブルスで、日本男子代表対決が実現した。西岡良仁(26=ミキハウス)がアンドレ・ヨランソン(スウェーデン)と組み、マクラクラン勉(30=イカイ)、フランコ・スクゴル(クロアチア)組に、6-7、6-3、7-6で競り勝った。
西岡は、シングルスを中心にツアーを転戦する選手。マクラクランは、東京オリンピック(五輪)でも錦織圭と組むなど、日本代表でもダブルス専門家でならす。ただ、今回はシングルスの選手が、ダブルスの選手に勝つ形となった。
西岡によると「シングルスの選手が、ダブルスを勝つようになってきている」と話す。10年ほど前までは、シングルスのトップ選手は、ほとんどダブルスに出なかった。ナダル(スペイン)、フェデラー(スイス)らだ。
ダブルスへの関心度が薄れるのを危ぶんだ男子プロテニス選手協会(ATP)、女子テニス協会(WTA)、国際テニス連盟(ITF)などの主要団体は、シングルスの世界ランキングをダブルスのエントリーに使えることを決め、トップ選手のダブルスへの参加を促した。
今大会、西岡がダブルスに参加できたのも、シングルスの世界ランキングが上がったからだ。ダブルスは世界596位なので、シングルスの55位をエントリーに使用。「シングルスの世界ランクが上がったら、ダブルスのペアの依頼が突然、たくさんやってきた」と苦笑いした。
シングルスの選手は、ベースラインからストロークで対抗する選手が大半だ。ダブルスに必須だと言われるボレーなどのネットプレーは、それほど得手としていない。しかし、西岡は「今は、ストロークのパワーがネットプレーを上回っている」と、シングルス選手がダブルスで活躍する原因を分析した。


