日本(世界ランク7位)が、2次リーグ初戦でベルギー(同11位)に3-1(21-25、25-20、25-16、25-22)で勝利した。

1次リーグで全出場国で最多123得点を挙げているベルギーの絶対的エース・ヘルボッツを止められず、第1セット(S)を21-25で落とす。

右足首を捻挫したエースで主将の古賀紗理那(26)が第2Sから3試合ぶりに復帰。真鍋監督はブロックの高さのある宮部藍梨(24)も投入。采配がズバリ的中し、流れを取り戻した。

2日アルゼンチン戦でサービスエース4本を含むチーム最多25得点を挙げた石川真佑(22)や古賀のアタック、宮部藍のサービスエースもあり第2Sを25-20で奪うと、第3Sも宮部藍、古賀らが活躍。最後は石川がサービスエースで、セットカウント2-1とした。

日本はサーブの際にヘルボッツに受けさせ、攻撃をさせない戦術を徹底。

第4Sも宮部藍が相手のエースを封じ、最後は再び石川が決めて接戦を制した。

真鍋監督は「今日は本当に苦しかったですけど、集中してプレーしてくれた」と選手を褒めた。

7月4日のネーションズリーグでもベルギーと対戦し、フルセットの末に2-3で惜敗していた。勢いに乗るためには重要な一戦で、雪辱を果たした。目標のベスト8進出へ、真鍋ジャパンが1歩前進した。

2次リーグはこれまでの対戦成績が持ち越しになり、日本は1次リーグD組を4勝1敗の2位で通過。この日の勝利で5勝1敗となった。