体操の世界選手権最終日は6日、英国のリバプールで種目別決勝後半が行われ、女子平均台で渡部葉月(18=中京ク)が13・600点で金メダルを獲得した。同種目での日本勢の金メダルは、前回21年北九州大会での芦川うららに続き2大会連続3人目。個人総合で8位に入賞した宮田笙子(18=鯖江スクール)も13・533点で銅メダルを獲得した。同種目での日本勢ダブル表彰台も前回の北九州大会に続き2大会連続となった。

渡部は、今年の全日本、NHK杯ともに4位で、当初は補欠だった。しかし、大会前の国内での事前合宿で、宮田と並ぶエース格とみられていた笠原有彩(レジックスポーツ)が左ひざ前十字靱帯(じんたい)を損傷。代表から離脱し、補欠の渡部が代表に繰り上がった。そのチャンスを見事に生かし、自身初の世界戦で、初のメダルが金メダルとなった。

男子跳馬の谷川航(セントラルスポーツ)は13・999点で7位だった。