男子はインターハイ準優勝の開志国際が全国大会・ウインターカップ(12月23日開幕=東京)のシード権を獲得した。全勝同士で激突した帝京長岡との決勝リーグ最終戦は68-62で競り勝った。今年のインターハイ準優勝校と、昨年のインターハイ&ウインターカップ準V校のハイレベルな接戦。開志国際はU17日本代表PF武藤俊太朗(3年)が要所で得点し、チーム最多16点を奪った。男子の第3代表は北越が新潟商を86-79で下し、全国を決めた。

やはり、U17日本代表は頼りになる。52-52の同点で迎えた第4クオーターは、3分を過ぎて55-56。劣勢の状況を打開したのが、190センチのPF武藤だった。右サイドの角度のないポジションから3点シュートを決め、相手の勢いを削った。66-62の残り13秒の場面も攻撃的な姿勢を崩さない。リング付近に投げ込まれた味方スローインを空中で受け、そのままネットに沈めるアリウープだ。豪快なプレーで締め、チーム最多の16得点。代表にふさわしい躍動にも富樫英樹監督(60)は「武藤は当然」と涼しい顔だった。

今年は年代別の日本代表として八面六臂(ろっぴ)の活躍だった。6月にはU16アジア選手権(カタール)で準優勝。7月のU17ワールドカップ(スペイン=14位)では、唯一の白星を挙げた「13~16位順位決定戦」のレバノン戦(77-71)で先発し10得点した。10月の3×3のU17アジアカップ(マレーシア)の代表入りも果たし、優勝に貢献。世界のプレーをたっぷり経験した。「W杯は17歳と思えない体の選手がいた。世界と戦うには、いろんなことが完璧にできなければ勝てない」。そんな思いを胸にインサイドから、アウトサイドから加点した。

インターハイ決勝は福岡第一に76-77の1点差で敗れた。その悔しさが、冬への原動力になっている。「インターハイは2位。ウインターカップは絶対、勝ちたい」と武藤が狙うのは、全国の頂点だけ。「もっとインサイド、アウトサイドに交互に動いて、相手にとって守りにくい選手になりたい」。冬の大舞台で、武藤は厄介なプレーヤーとして臨む決意だ。【涌井幹雄】