バレーボール全日本高校選手権(春高バレー)北海道代表決定戦が16日、札幌・北海きたえーるで開幕する。創部3年目で発足当時のメンバーが最上級生となった男子の札幌大谷が、初の全国大会出場を狙う。
札幌大谷の準備は整っている。20年春に創部し3年目。発足当時13人だったメンバーたちは最上級生となり、部員数は3学年合わせ32人まで増えた。狙うは初の全国舞台。セッターの小原和也主将(3年)は「チームはすごく盛り上がっている。ここまでやってきたこと、練習してきたことを出して、人生で1番のプレーができれば」と気合をみなぎらせている。
夏場から個人の弱点強化を図ってきた。とわの森三愛(現酪農学園大とわの森三愛)の主将として07年大会で16強、国体4強を経験している三原隆佑監督(32)が、自己分析シートと呼ばれるプリントを選手たちに配布。サーブ、レシーブ、スパイクなど技術面でそれぞれ何が劣っているのかをグラフ化するなど課題を明確にして練習を重ねた。小原主将は「頭の中にあるだけではうまく気づけなかったことも文字にしたり、口に発することで変わったと思う」と実感する。
チームの中心でリベロの丹治天晴(あせい)副主将(3年)はケガを乗り越え、高校最後の大会に挑む。3月の練習中に左ひざ半月板を損傷し手術。一度復帰したが、6月に再発し、2度目の手術を受けた。今は医師の指示も受けながら段階を踏み、大会へ向け練習を行っている。「インターハイも出られなかったし、その分チームのみんなや親に恩返しがしたい。最後のこの大会に懸ける思いは強い」と力を込めた。
今年から工藤憲コーチ(74)のアイデアで男らしくてたくましく、爽やかな姿という意味合いの「英姿颯爽(えいしさっそう)」をスローガンに決め、汗を流してきた。女子は昨年全国に出場。野球部は今夏甲子園の土を踏んだ。系列の札幌大谷大では来春、新たに男子バレー部発足を目指し、部員の募集も始めている。丹治副主将は「優勝して(全国の)オレンジコートに立ちたい」と意気込む。学園を盛り上げるべく、高校男子バレー部も全国を目指す。【山崎純一】
◆札幌大谷の運動部 男子は野球部が18年の秋季全道大会で初優勝し同年の明治神宮大会優勝、初出場の19年センバツで1勝を挙げた。今夏の南北海道大会で優勝し、初めての夏の甲子園出場を果たした。サッカー部は全国高校総体に6度、選手権に3度出場。女子バレーボール部は16年から春高バレー道代表決定戦で2連覇、昨年も優勝するなど活躍をみせている。


