ジュニアながら22年全日本選手権で3位と躍進した島田麻央(14=京都・広野中2年)が、2連覇へ暫定首位に立った。

国際スケート連盟(ISU)非公認だが、70・55点の高得点を記録し「70点台が3回目。最初に出した時はそこからあまり出なくて『まぐれかな?』と思っていたけれど、スケーティングにスピードが出たからこそ、ジャンプのランディング(着氷)が流れるようになった。練習してきたことが点数に表れて、すごくうれしいです」とほほえんだ。

今季はジュニアグランプリ(GP)ファイナル初出場初優勝と飛躍し、初めての大舞台となる世界ジュニア選手権(2月27日~3月5日、カナダ・カルガリー)を控える。SP「ライオンキング」では3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半)、ルッツ-トーループの連続3回転を着氷させ「練習でも安定していたので、緊張はしたんですけれど、自信を持って、いつも通りの演技ができたと思います」と弾みをつけた。

年末は全日本選手権翌日にユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、大みそかに東京ディズニーリゾートを訪れ「どっちも行って、結構遊べました」と気分転換できたという。2組に分かれた女子SPのA、B(6日)の上位18人が進むフリーは7日に行われる。トリプルアクセル(3回転半)、4回転トーループの大技2本に挑む予定で「2本成功を目標にして、できるようにしたいです」と力強く言い切った。【松本航】