B1仙台89ERSが群馬との延長戦までもつれ込んだ接戦を85-91で落とし、7連敗。東地区最下位が確定した。第1クオーター(Q)は10-22と出遅れたが第2Q、ネイサン・ブース(29)の3点シュート(3P)4本を含む14得点などで38-41まで猛追。後半はラショーン・トーマス(28)が躍動し、チーム最多27得点を挙げる活躍を見せたが、あと1歩及ばなかった。

勝ちたかった、勝たなければならない1戦だった。73-74で迎えた第4Q残り15秒、トーマスがダンクを決め、ファウルをもらってフリースローを獲得。雄たけびを上げるトーマスに会場も呼応し、大歓声がアリーナを包んだ。フリースローもしっかりと沈めて76-74。誰もが仙台の勝利を確信したが、残り10秒、トーマスが痛恨のファウル。与えたフリースローを2本とも決められ、延長戦に突入し、最後は振り切られてしまった。トーマスは「非常に悔しいです。いくつかのプレーで、こうしていればもしかしたら勝ったかもというのがあった」と悔やんだ。続けて「シーズンを通して、僕らは『あと少し、あと1歩。でも届かない』という試合がいくつかある。学ばなきゃいけないところがたくさんあったと思います」。目前だった「19勝目」にまたしてもあと1歩届かなかった。

敗れはしたが、この日は3740人のブースターが駆けつける満員御礼。最後の最後まで大黄援が途切れなかった。チーム最長35分36秒コートに立ったトーマスは、「第4Qや延長でくじけそうになる、疲れてしまう時はあった。その時に大歓声でもう1度力を与えてくれて、もう1回頑張ることができた。非常にパワーをもらいました」と感謝。第4Qラストと延長最初のトーマスのバスケットカウントは、ブースターの黄援がもたらしたプレーだった。

最後は勝つ。今日7日の試合で7カ月にわたるシーズンが終了。トーマスは「楽しむことはもちろん、一番大事なのは勝つこと」と気合を入れ直した。今季はすでに、ホームの延べ入場者数でクラブ史上最高を記録しており、今日の第2戦で10万人を突破する見込みだ。ブースターの大黄援を力に、シーズンを歓喜で締めくくる。【濱本神威】