12年ロンドン五輪(オリンピック)銅メダリストで地元福岡の鈴木聡美(32=ミキハウス)が、個人初の決勝で力を出し切った。
1分6秒67の8位。大歓声に包まれ「入場前から、とても楽しい気持ちでいました。記録が上がらなかったことに関しては、期待をちょっと裏切ってしまった。でも個人的には予選、準決勝、決勝ともに6秒台で泳ぐことができた。1つ成長があったかなと思います」と充実感をにじませた。
前日24日の予選は、09年の自己ベストを14年ぶりに更新する1分6秒20を記録。準決勝も全体8位で滑り込み、決勝に進んでいた。
前夜から自身へのエールが増え、さらに強くなっていることを実感し「やはり世界大会。地元っていうのもありますけれど『すごいな』とあらためて感じました」と感謝した。
29日からはメインで取り組んできた50メートル平泳ぎを控え、その口調は明るい。
「水泳人生の中で(24年)パリオリンピックに向けての大きな1歩かなと思います」
26日には五輪開幕1年前となる。
33歳で迎える大舞台での飛躍へ、3レースでかけがえのない財産を得た。【松本航】


