天皇杯・皇后杯全日本バスケットボール選手権が16日、各地で開幕する。

県勢は中日本大会(新潟・佐渡)で1次ラウンドに臨む。女子では「全国で勝てるチームに」と2019年に創設された社会人リーグ所属のRISE(ライズ、静岡市)が出場。勤務先の違うバスケ好きが結束し、1回戦で新潟代表と対する。男子の浜松学院大は和歌山代表に挑む。【倉橋徹也】

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県代表決定戦(先月)で社会人の意地をみせ初優勝したRISEが、再び大舞台に挑む。全国レベルのチームと対等に勝負することを目標に掲げ、昨年3月に第4回全日本社会人選手権で準優勝した。監督兼主将で自らもプレーする三刀流のフォワード柘植由美子(40)は「爆発力のあるチーム。ベテランと若手がうまく融合し、力を引き出せたら」と今大会を見据えた。

多数の選手が集う練習を、頻繁に行えないのが悩みだ。メンバーの職業は、製造業など会社員に教員や警察官といった公務員とさまざま。ただ全員、無類のバスケ好き。「みんな自己管理し、個々でトレーニングを積んでいる」(柘植)ことが、強さにつながっている。個々の能力の高さもあり、ぶっつけ本番に近い状態で臨む県内リーグ戦でも「考えるバスケ」を展開し、5チーム中の現在1位。指揮官は「1人1人のモチベーションは高い」と胸を張った。

チームは走るバスケを心がけている。年長者から率先して走り込み、若手をけん引。フォワード山梨空良(そら、24)は「自分たちは高さのないチーム。その分、当たり負けない粘りの守備と走りでリバウンドを取る」と細かいことの徹底を意識する。ルーズボールも泥くさく奪うつもりだ。得点源のエースSG浜本希代加(24)を起点とし、流れを見ながら全員でリングを狙う。柘植は「自分たちのやるべきことを徹底し、勝ち上がりたい」と意気込んだ。