21年東京パラリンピック男子車いすバスケットボール日本代表で銀メダル獲得に貢献した鳥海連志(24)が、アシックス社とプロ契約を結んだことが10日発表された。同社がパラアスリートとプロ契約を締結するのは初めて。
鳥海は今春まで、WOWOW社のアスリート雇用で競技に専念してきた。その環境に感謝しつつも、プロの競技者としてさらなる成長を目指すことを選んだ。
「『プロ車いすバスケットボールプレーヤーです』と名乗ることで、取り組もうとしていることにより注目してもらえるのではと思った。コート上でのプレーだけでなく、どういう発言をして、どういう行動を取っていくか。そういう部分も含めてさらに成長したかった。社会に対してどう影響を与えていけるか、多角的にアプローチできる観点で考えた」
決断に至るまでには、元プロ車いすテニス選手だった国枝慎吾さんにも相談したと明かす。食事をしながら、さまざまな助言をもらった。
「国枝さんならではの大変さを聞いた。やっぱり、(プロになって)体験してみないとわからないとこがたくさんあるんだろうなと思った。そういう話を聞いて、実際に自分がプロになる覚悟を持とうと思った」
プロのアスリートとして、スポーツ界をさらに盛り上げる。そのことが結果としてパラスポーツの認知向上につながり、さらには社会における多様性促進にもつながっていく。


