22年北京五輪5位の樋口新葉(23=ノエビア)が2季ぶりのGPシリーズの初戦を迎え、60・29点の6位でSPを終えた。

冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を勢いよく決めると、ルッツ-トーループの連続3回転も着氷。後半の3回転フリップが2回転になるミスがあり、得点は伸ばしきれなかったが、「全体的に全然悪くなくて、体も動いてたので、ちょっとフリップが悔しいんですけど、でもそれ以外、本当によくできたかなと思います」と納得した。

会場には日の丸の旗も振られ、「WELCOME BACK WAKABA」のボードも掲げられた。16年にGPデビュー戦を戦った思い出の地でもあるフランス。「自分のことを覚えててくれてすごくうれしいな、って思ったのと、またこういう風に滑って帰ってこれてすごく自分もうれしいし、同じ気持ちになってたらすごくいいな」と感謝を込めた。

昨年は10月以降の試合を欠場し、ケガの治療と「精神的なリフレッシュ」のために休養にあてた。公式練習後には「海外試合の特有の緊張感みたいなものを感じる。それにのまれないように自分をしっかり保って滑れたらいいなと思います」と見定めていた。SPを終え、「刺激を受ける部分っていうのが多い」と良い緊張感も持ちながら取り組めているという。

「ジャンプは思いっきり落ち着いてって跳べれば点数もついてくるかな」。4日のフリーに向かう。