11年ぶり2度目の出場となった正智深谷(埼玉)の夢は、3回戦でついえた。
昨年末の天皇杯で大学生を相手にフルセットまで持ち込んだ昇陽(大阪)にあと1歩及ばず、1-2で競り負け。ベスト16で敗退となった。
大会初勝利となった1回戦の東福岡、2回戦の東海大札幌(北海道)をともに2-1で撃破した勢いそのままに、この日も最高到達点347センチを誇る絶対エース白野大稀主将(3年)が、強打連発でけん引。第1セットを25-19で奪取した。
第2Sを22-25で失い、セットカウント1-1で迎えた最終第3S。終盤までサイドアウトの応酬となり、22-23となった。ここで、ここまで絶大な安定感で圧倒してきた白野のバックアタックが、アウトに。マッチポイントを握られると、再び白野のアタックがブロックに阻まれ、万事休すとなった。
ベンチ入りの3年生の平均身長は187センチ。同校を5年間指揮する鈴木康晋監督は、「最高の世代」と話す。初優勝の悲願を達することはできなかったが、白野には「最後にしっかりと思いを乗せることができて良かった」と悔いはなかった。「最後にこの舞台に出られて本当に楽しかったし、最高の舞台だった」と、かみしめた。
卒業後は順大に進学し、日本代表を目指す。「始めたときから日の丸を背負ってがんばりたいと思っていた」と目を輝かせた。理想の選手は代表の絶対エース石川祐希。レシーブからのスパイクで決めきる姿が憧れで、「動画を見て追求している」と成長に貪欲だ。「その人を超す勢いで自分もがんばりたい」。次なる目標へ、エースの躍進は続く。【勝部晃多】


