帯広CA(北海道)が、初出場で初優勝を飾った。
決勝リーグ(L)初戦で昨年覇者の青森CA(青森)を接戦の末に破ると、続く御代田中(長野)戦も7-0で快勝。今大会4戦全勝で、チーム初の全国タイトルを手にした。準優勝は青森CA、3位は御代田中だった。今大会は日本各地の代表9チーム全43人が参加。パリ五輪開幕の盛り上がりとともに、新潟の地で熱戦が繰り広げられた。
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帯広CAのメンバーにとって、まさに大願成就の瞬間だった。7点差をつけた御代田中戦の第4エンド。相手から負けを認めるコンシードを告げられると、3年分の思いが込み上げた。リード梶楓和莉(ふわり)が「3年間、みんなでこの大会を目指してきた。まだ実感がわかないけれど、本当にうれしい」と両手で顔を覆えば、セカンド中村華音(はるね)も「この4人で初めての全国優勝。常に全力でプレーできた」と勝利の余韻をかみしめた。
技術、精神力ともに圧倒的な強さを見せつけた。予選Lの2試合で計18得点を挙げ、ブロック1位で決勝L進出。ガードとドローを次々と正確に決め、狙った位置へストーンを進めようと全員が手にしたブラシで必死にスイープし続けた。サード太田歩は「せめてスイープだけでも貢献しようと。日々の努力が報われてよかった」と振り返った。
前回王者・青森CAに挑んだ決勝L初戦は、両者譲らず4-4の激闘に。両チームの代表者がハウスまでの近い距離を競う“1投勝負”のスキップドローで、中川瑛斗がエンド中心からわずか10センチにつけて勝利した。北海道予選決勝で涙をのんでから1年。中学3年となった4人全員が北海道タレントアスリート発掘事業の育成選手となり、互いに励まし合いながら週3ペースでリンクに集い、専門家によるオンライン講習で心身を鍛え続けたことが、ついに実を結んだ。
中川は「全日本ジュニアに出場し、高校選手権でも優勝したい。将来は世界の舞台を目指します」と誓った。中学日本一の誇りを胸に、新たな挑戦が始まる。
決勝リーグ各ブロックの結果は以下のとおり。
▽予選1位通過ブロック
帯広CA4-4青森CA(スキップドローで帯広CAの勝ち)
帯広CA7-0御代田中
青森CA7-1御代田中
▽予選2位通過ブロック
いわてCA(岩手)10-2チーム倉敷(岡山)
いわてCA13-3東京都協会(東京)
東京都協会10-4チーム倉敷
▽予選3位通過ブロック
新潟ジュニア(新潟)6-1チーム山梨(山梨)
新潟ジュニア7-6チーム愛知Jr.(愛知)
チーム山梨4-4チーム愛知Jr.(スキップドローでチーム山梨の勝ち)
<主催>日本カーリング協会<特別協賛>全国農業協同組合連合会(JA全農)<協賛>新潟信用金庫、新潟読売IS<主管>日本カーリング協会指導普及委員会、新潟県カーリング協会<後援>新潟市、新潟市教育委員会、新潟観光コンベンション協会、新潟県スポーツ協会、新潟市スポーツ協会、日刊スポーツ新聞社、読売新聞新潟支局、新潟日報社、NHK新潟放送局、BSN新潟放送、NST新潟総合テレビ、TeNYテレビ新潟放送網、UX新潟テレビ21、NCVニューメディア<協力>MGC三菱ガス化学アイスアリーナ<賞品提供>全国農協食品、JA全農たまご、酪王協同乳業、JA全農にいがた


