実りある大学1年の夏となった。水泳の世界選手権(シンガポール)男子高飛び込みで6位だった、24年パリ五輪(オリンピック)銀メダリストの玉井陸斗(18=滋賀・立命館ク)が4日、羽田空港に帰国した。
自身2度目の表彰台を逃し、「もちろん、悔しい気持ちはあるけど、決勝に残るところまで行けたので十分頑張れたんじゃないかなと思う」と振り返った。
今大会は初の試みとして、大久保柊(28=昭和化学工業)とのシンクロ高飛び込みとの“二刀流”でも出場。「いい経験値にもなったし、シンクロでも決勝に残ることができたので、そこでも世界と戦えるんだなと認識することができた」と収穫も口にした。
3年前、ブダペスト大会で男子高飛び込み日本勢初の銀メダルをもたらした逸材。しかし、自身2度目の表彰台に届かなかった。
シンガポール大会では、2位のセレダ(19=ウクライナ)や5位に入った14歳の中国選手など10代の海外勢の活躍も目立った。
「若い子が増えた印象がすごく強くて、中国の14歳や北朝鮮の男の子も17歳と、決勝に残っていた。自分ももっと頑張らないといけないな」。3年後のロサンゼルス五輪でメダル争いをする新たなライバルの出現に玉井も刺激を受けた。
今後は、日本選手権(29日開幕)に向けて調整を進める。ただ、「初めての大学生での夏休みなので、いっぱい休みたい」とも18歳。心身ともにリフレッシュし、ロスに向けて再出発する。【泉光太郎】


