国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が新設した国別対抗戦「IFSCクライミンググランドファイナルズ福岡2025」のボルダーで、日本が「初代王者」に輝いた。
世界初の団体戦で予選を首位通過していた日本が219・60点で頂点に。9月の世界選手権(韓国)男子ボルダーで初優勝した24年パリ五輪(オリンピック)複合の銀メダリスト安楽宙斗(18=JSOL)が、エースとして3課題(ルート)に挑んで貢献した。
最初の課題は早々にクリアして「一撃」で完登。第2は難易度が高く登頂できなかったものの、今大会を象徴する男女ミックス(混合)では2回目の挑戦で完登し、貫禄を見せた。
試合後のコメントは次の通り。
安楽「みんなで力を合わせて優勝。とてもうれしいです。い、そうですね。やっぱりボルダーは日本全員強いですし、勝てるメンバーと思っていたので、ミスなく、しっかり着実にポイントを重ねて優勝できた。それぞれの課題、みんな一撃もありましたし」
「(男女ペアは)相談してみました。結構、その人の感覚だったり、細かい足の向きとか感覚とかだったりを伝え合えるので、かなり1人でいる時とは違うなと思いました。とにかく楽しもうと思って来たんで、あまり緊張せずに、思いっきり楽しみました」
「(2032年の五輪種目採用が期待される国別対抗戦。課題は)挙げるとすれば(男女交互に挑むため)トライが自分のやりたい時にできない部分は大きくて。うまく合わせなければいけないところなんですかね」
(春のプロ転向後、初のシーズンを終えて)そんな変わらなかったですね。練習時間は増えましたけど、単純にやりたいこと、やるべきことをしっかりこなしていったら、結局1日は終わるので」
大会には日本、韓国、米国、カナダ、イスラエル、オーストラリアの6カ国が参戦。各チーム男女2人ずつ計4人がペアに分かれ、ボルダーでは5課題を登って、合計点で“世界最強国決定戦”の覇権を争った。
23日の予選でも安楽は圧巻の2完登を見せていた。


