競泳男子平泳ぎの北島康介(日本コカ・コーラ)が28日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島県の小学生約100人を招き、宮城県利府町で水泳教室を開いた。プールに入っての技術指導などを約3時間、行った北島は「いい時間が過ごせた。子どもたちが一生懸命トライする姿勢は、僕たちに勇気を与えてくれた」と話した。

 北島とともにロンドン五輪の男子400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得した入江陵介(イトマン東進)松田丈志(コスモス薬品)藤井拓郎(コナミ)もサプライズで参加した。メダルを披露すると子どもたちは大喜びし、北島は「去年、被災地の子どもにメダルを持ってくると約束した。その約束を果たせた」と、うれしそうだった。