<柔道:世界選手権>◇13日◇男子無差別級◇東京・代々木第1体育館

 20歳の新鋭、上川大樹(明大)が初出場初優勝を飾った。決勝戦では100キロ超級3連覇し、今大会2冠を狙う世界ランク1位の強豪リネール(フランス)と対戦。2メートル級の大男に対して堂々の勝負を挑み、積極的に仕掛けた。延長でも決着つかず、旗判定は上川に2本上がった。「優勝が決まった瞬間、歓声にびっくりした。篠原監督に『今までやってきたことができたな』と言われて、報われた気がした」と喜びをかみしめた。