<水泳世界選手権>◇第11日◇7月30日◇バルセロナ◇男子200メートル自由形

 萩野公介(18=東洋大)は200メートル自由形で1分45秒94の5位、約1時間後の100メートル背泳ぎは53秒93の7位と400メートル自由形の銀に続く2個目のメダルはならなかった。200メートル自由形で自己ベストを0秒34更新した一方で、100メートル背泳ぎは自己記録に0秒83足りなかった。

 多種目挑戦の難しさが浮き彫りになった。今大会は初日に400メートル自由形、最終日には金を狙う400メートル個人メドレーが控える。どうしても練習は持久力中心になり、平井ヘッドコーチは「いかに萩野公介でも準備不足」とスピード対応の難しさを認めた。

 両種目とも世界大会では初出場。本人は「経験して成長できた。悔しさは明日からのレースにぶつけたい」と前を向く。男子100メートル背泳ぎの結果を受け、最終日の400メートルメドレーリレーは入江に譲り、本命の400メートル個人メドレーに集中する。

 第4日の午前中は8日間18レース中半分の9レース目となる200メートル個人メドレー予選に出場。1分57秒73と全体2位で準決勝へ進んだ。「疲れは問題ない。タイムも想定より速くてびっくりした」と元気いっぱいだった。