<バレーボール:全日本高校選手権:秋田和洋女2-1柏井>◇初日◇女子1回戦◇5日◇東京体育館

 秋田和洋女(秋田)は柏井(千葉)を振り切り、初の全国大会出場を初白星で飾った。フルセットに持ち込まれたが、粘り強さを発揮。全員バレーで突き放した。

 インターハイから分離された初めての高校選手権で、秋田和洋女が記念すべき全国1勝を挙げた。就任5年目の石黒麻紀監督(33)は「硬さはありましたが、初戦突破という第1目標を達成できてうれしいです」と選手たちの粘りをたたえた。

 第1セットは1度もリードを許すことなく先取。だが、石黒監督が「勝利を意識して守りに入ってしまった」という第2セットは、課題のサーブレシーブが乱れ、フルセットに持ち込まれた。第3セット開始前は「結果を気にせずに思い切りやろう」と誓い合った“初心”を全員で確認。開始から5連続得点で主導権を握って突き放した。

 組み合わせ決定時から相手サーブを警戒。サーブキャッチの集中練習が奏功した。勝負どころでサイド・ブロックも機能。中学時は県選抜で、昨年の国体県代表にも選ばれたレフト大矢優莉主将(3年)は「秋田県代表として新しい歴史を刻めた」と胸を張った。秋田出身者では昨年、日本代表の江畑幸子(21=日立・聖霊女短大付卒)が世界バレー3位に貢献。選手たちの励みになっている。石黒監督は「1回戦で勝ったことに満足しないで、思い切り戦いたい」と2勝目へ意欲を見せた。【佐々木雄高】