<静岡学生野球秋季リーグ:浜松大6-4静岡大>◇12日◇静岡松前球場◇最終週2日目

 浜松大・矢部広大投手(3年=浜松開誠館)が5勝目を挙げ、初の「最多勝」を決めた。静岡大戦に先発し、5回1/3で4失点。防御率も1・52に増えたが、依然としてトップを守った。日大国際関係・麻生知史(3年=日大藤沢)は、3番三塁手で東海大海洋戦に出場し、3打数1安打1打点。打率、打点、本塁打でリーグトップを維持し、2度目の最優秀選手へ前進した。浜松大-静岡大の第3戦は今日13日正午、松前球場で行われる。

 一気に大躍進した浜松大・矢部が、初の「最多勝」を決めた。静岡大戦で5回1/3を投げ、6奪三振で8安打4失点。静岡学生野球リーグに最多勝の表彰はないが、ライバルたちに2勝差をつける5勝目を挙げた。「今日の内容は最悪。(5勝目は)うれしいけど、内容が良ければもっとうれしかった」と、苦笑いを浮かべた。

 入学時から素質は見込まれていたが、右肩痛もあり、今季まで0勝だった。転機は転部。3年に上がる際、栄養学部から国際経済学部に移った。練習に割ける時間が増え、体重は86→76キロに激減した。球を受ける片平恭介捕手(3年)は「球速も上がって、制球もまとまってきた」。直球の最速は142キロまで伸び、四死球は減った。

 今季の浜大は3位に終わったが、先発投手の台頭は、来季への明るい材料となる。自信を付けた矢部は「来年の春は優勝します」と、力強く宣言した。【斎藤直樹】