新入社、新入学、街にフレッシュマンがあふれる季節です。ふた昔、み昔、そんな言葉があるのかどうか知りませんが30年近く前、新入社員だったころを思い出し、さぞかし緊張してるんやろな…と想像します。ほとんどの人が何とかなる、というか全員なるようになるので、まあ、のんびりやってほしいものです。
それにしても最近はすごい若者が多い。例えば、ちょっとした知り合いで新入社員ではないんですが、まだ若手といっていい年齢の女性の話。見た目はまず美人の部類で母校は有名難関大。しかも高校時代はスポーツで実績を残している。人当たりも悪くない。
そんな人がこの女性だけでなく結構、います。妙な表現かもしれませんが、多くのツールを兼ね備えた、そんな若者が周囲にいるのです。ほとんど何のツールもなく、逆の意味で奇跡のように今まで生きてきた当方としては、あきれるしかないのですが、後生畏るべしというか、まあ、とにかく感心します。
野球もそう。3月29日、阪神藤浪晋太郎投手が今季初先発した神宮球場のヤクルト戦を取材しました。149球であと1人が打ち取れず完投は逃しましたが、粘りの投球でした。そんな藤浪と翌30日に会話をしました。
高原 惜しかったんかいな、あれ? 角度はよかったよな。バットの先っぽかな?
藤浪 そうですね。先でしたね。感触はよかったんですけど。もう少しでしたね。
投手ではなく、打者・藤浪に対する質問です。この試合、藤浪は犠打、四球があり2打数無安打。その6回、1死走者なしから中堅へ放った打球のことです。
大阪桐蔭時代に甲子園で2ホーマーを記録した藤浪は打撃が大好き。同28日、開幕カードの行われた京セラドーム大阪で打撃の調子を聞いた私にこんな話をしていたのです。
藤浪 調子がいいも何もないんですけどね(笑い)。でも進化していると思いますよ。練習も続けているし、キャンプからスイングを矯正しているんです。これまですくい上げていたのを上からたたけるようにしました。
そのかいあって? 神宮での惜しい感触だったよう。打撃好調の日本ハム大谷もそうですが、ずばぬけた身体能力、野球能力があれば「二刀流」は結構、可能なのかもしれません。そして、これからそんな選手が増えてくるかも…。恐ろしいような面白いような。そんな気がする春です。



