高校NO・1右腕が、ついに夏のマウンドに立つ。初戦から欠場が続いていたドラフト1位候補の県岐阜商・高橋純平投手(3年)が、21日の準々決勝・中京戦に登板する可能性が高まった。20日に行われた各務原西戦は今大会初めて試合中にブルペン投球するも、登板せず。3戦連続欠場となったが、試合後は「(明日は)いくつもりでやっています」と力強く言い切った。

 欠場の原因が7月上旬の練習中に負った左太もも裏の肉離れだったことも初めて明かした。それでも「(ケガから)3週間たったのでベストの状態に近い。だいぶ走れるようになった」と回復をアピール。この日は登板の可能性がゼロに近い状況で4人体制の中日や阪神、楽天など6球団12人のスカウトが集まった。優勝候補との大一番。その数がふくれ上がることは間違いない。