<高校野球春季関東大会:東海大甲府4-0宇都宮工>◇20日◇2回戦◇県営大宮公園

 宇都宮工(栃木1位)のプロ注目右腕、星知弥投手(3年)が東海大甲府(山梨2位)に完敗した。初回に1点を失うと、3回にも2本の長打で1失点。4、5回も1点ずつ許した。相手の思い切りのいい振りに圧倒され、8回先頭にヒットを打たれたところで降板した。7回0/3を11安打5四死球、4失点。奪三振は2個にとどまった。「調子は悪くなかったが、力が足りなかった」と振り返った。

 直球の自己最速は146キロで、この日も144キロをマーク。「ストレートは走っていたが、コントロールが悪くなったところを打たれた」という。「県大会と全く違った。気持ちで負けていた。走り込んで、スタミナをつけたい」と夏へ、経験を生かすつもりだ。