西武長田秀一郎投手(33)とDeNA渡辺直人内野手(32)の交換トレードが7日、両球団から発表された。

 西武は山崎が故障し、ユーティリティーの内野手が不足していた。渡辺について鈴木球団本部長は「レギュラーをしていたイメージが強く、安心感がある。若手ではできないような働きを期待している」と話した。

 DeNAは投手陣が課題で、高田GMは「先発、中継ぎともに苦しいチーム状況なので、1人でも多く投手がほしくて、長田投手を指名させてもらいました。渡辺選手は今のチーム状況ではなかなか出場機会がなく、西武からも内野手がほしいという話だったので、両球団にとっていい話だと思っています」とコメントした。

 長田は鎌倉学園から慶大を経て、02年自由獲得枠で西武に入団。昨季は53試合に登板し、2勝26ホールドをマークした中継ぎ右腕。今季は16試合に登板し、防御率5・28だった。

 渡辺は牛久高、城西大、三菱ふそう川崎を経て06年大学生・社会人ドラフト5巡目で楽天に入団。正遊撃手として活躍し、10年オフにDeNAにトレードで移籍していた。今季は14試合に出場し、打率1割4分3厘だった。

 長田のコメント「10年間西武ライオンズにお世話になって感謝しています。横浜DeNAベイスターズでも頑張りたいです」。