東都大学野球リーグの亜大と中大が、東日本大震災から1年となる3月11日に沖縄セルラースタジアム那覇で、復興支援を目的とした試合の開催を検討していることが14日、分かった。ともに沖縄出身で、高校時代に甲子園を沸かせた亜大・東浜巨投手(3年=沖縄尚学)と中大・島袋洋奨投手(1年=興南)が登板する予定。全日本大学野球連盟などに開催を申請し、認められれば入場料を義援金として被災地に送る。

 東浜投手は昨秋、東都大学リーグ記録の通算完封数を17に伸ばしたプロ注目の右腕で、沖縄尚学高ではエースとして2008年の選抜大会で優勝した。左腕の島袋投手は興南高を10年の甲子園大会春夏連覇に導いた。ともに地元では抜群の知名度を誇る。

 沖縄の野球関係者は「地元ではまだ(甲子園大会で優勝した)余韻が残っている感じ。2人が投げれば、盛り上がりが期待できる」と話した。

 関係者によると、同じ日に首都大学野球リーグの東海大と沖縄の大学選抜の試合や野球教室も計画している。