8日のロッテ戦(横浜)で連敗を7で止めた横浜田代富雄監督代行(54)は、中途半端はしない決意を得意の歌で示した。9日、遠征先の札幌市内で指名練習を見守り、心境に「村田英雄の『男の一生』。歌詞に『ばかじゃできない

 利口じゃできぬ

 中途半端じゃなおさらできぬ』とあるんだよ」と話した。

 先発指名にも強い意志が見える。11日の日本ハム戦(札幌ドーム)には、小山田が昨年6月3日以来の先発となる見込み。田代監督代行は「中継ぎだよ」と笑ったが、マストニー、小林と結果が出ない先発要員を2軍降格させた厳しさがある。杉本投手コーチは「固定観念に縛られずにやるということ」と説明。2軍で16戦中15戦にリリーフ登板してきた元広島の守護神を立てることを決めた。

 苦しい台所事情でも前を向くしかない。総力を挙げ、最下位からの突き上げを見せるつもりだ。

 [2009年6月10日8時46分

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