長寿の秘訣(ひけつ)、教えます-。中日山本昌投手(44)が17日、新入団選手に「24時間入門OK」の姿勢を示した。ドラフト1位岡田俊哉投手(18=智弁和歌山)、同2位小川龍也投手(18=千葉英和)らが、山本昌に練習方法を聞きたいとコメント。その事実を耳にしたベテラン左腕は、来年2月の沖縄キャンプで昼はキャッチボール、夜は得意のカラオケで長寿の極意を伝授するプランを明かした。
プロ生活26年、史上最年長で200勝を達成した驚異のベテラン左腕は、ルーキーたちにとってあこがれの存在だ。今季入団した岡田、小川の両左腕らも弟子入り希望を口にしている。この日、ナゴヤ球場に姿を見せた山本昌はそんな申し出を歓迎する姿勢を見せた。
「そう言ってくれるのはうれしい。僕はまだ今みたいに医療体制が充実していない時代に、いかに自分を守るかを考えてやってきた。聞かれれば、練習方法とかを教えてあげたい」。
山本昌が新人選手と本格的に顔を合わせるのは来年2月の沖縄キャンプ。例年、2軍の読谷球場からスタートするだけに新人選手とともに練習する可能性は高い。1カ月間、練習だけでなく寝食をともにする間に練習方法、ケアの仕方などを伝授するという。来年1月にはOBの今中慎二氏が新人選手に講義を行うが、今度は名球会左腕までもが、新人教育に意欲を見せた。
ただ、高卒新人の岡田と山本昌の年齢差は26歳、岡田の父親よりも年上だ。それほどの大先輩に対してはさすがの現代っ子も正面切っては質問できないはず。だからこそ、山本昌は自ら門戸を開放した。
「別にオレとキャッチボールしたければすればいい。そういう機会だってあるはずだよ。カラオケ?
そうだね。打ち上げの時とかにやろうと思っている」。
山本昌はその投手の投げる姿を見ただけで球種まで当ててしまう“キャッチボール評論家”だ。「見ただけでいい投手かどうかはわかる。向こうだって僕や他の投手の球を受けたり、見たりすればわかることもあると思う」。毎日、繰り返されるキャッチボールの練習でペアを組めれば、大きな収穫がありそうだ。
また、数ある特技の1つがカラオケ。父親がCDデビューしただけでなく、本人もチームNO・1の美声と評判だ。今年のキャンプでは20歳以上も離れた新人たちとカラオケ大会を開催。来年も若手を誘うつもりだ。そこで得意のGLAYやサザンを熱唱すれば緊張していた新人たちも打ち解けるはず?
昼はキャッチボール、夜はカラオケ-。将来の左腕エースを目指す岡田や小川にとっては楽しくも、貴重な“授業”となりそうだ。【鈴木忠平】
[2009年12月18日11時18分
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