西武ドラフト1位の菊池雄星投手(18=花巻東)は、さっそく両親に“甘えた”。私服を1着も持って来ていなかったが、球団の規則でジャージー姿での外出を禁じられているのを知り、前日9日の夜に実家(盛岡市)の父雄治さんに電話でSOSを送った。高校時代はジャージー一辺倒のため「2着くらいある中学時代の私服を送ってもらいました」。だが、3年前より体重は約20キロ以上増え、着られない可能性も高い。「さすがにまずいかも。高校ではファンから(ニキビ対策の)せっけんとかをいただいた。服ももらえますかね」と苦笑いした。

 エース涌井は、この菊池のまじめなイメージを崩そうとしている。菊池は「そうしていただけるなら、ぜひ。高校でも(天然な性格を)先輩にいじられて、かわいがられてきたので」と話し「いじられキャラ定着」を歓迎した。

 独特なキャラクターに注目が集まるが、本業でのチャレンジは忘れていない。2日目となった西武第2球場での新人合同自主トレでは、ランニングメニューを精力的にこなし、キャッチボールの距離を前日から10メートルほど伸ばした。さらにチャリティーオークションなどに顔を出した後も室内練習場に1人残り、174球のネットピッチングを行った。マウンドで輝いてこその怪物左腕。そのことは、本人が一番知っている。【亀山泰宏】

 [2010年1月11日8時15分

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