今季、海外FA権を取得したロッテ渡辺俊介投手(35)が残留を決断したことが7日、分かった。球団としては2度の日本一に貢献した経験などを高く評価し、かねて残留を要請していたが、日本シリーズ終了後1週間の期限を待つことなく、渡辺俊からの返答があった。FA権を行使せず、単年契約となる。林球団本部長は「昨年は日本一もとっているし、メンバーを大きく変えるつもりはない。彼は重要な選手」とし、渡辺俊の流出阻止に向けて力を注いでいた。今季は24試合に登板し、7勝9敗で防御率は3・68だった。FA権を行使した場合を想定して、ソフトバンクが調査をするなど、動向が注目されていた。