広島のエース前田健太投手(23)が12日、沢村賞奪回へブルペンで2年ぶりの100球超えだ。11日に続く2日連続のブルペン入りも異例なら、投げ込みの球数を重視しない右腕にとって3桁台の球数は超異例だった。過去、100球超えは2年前に2度あるだけ。今キャンプ5度目のブルペンで、直球とカーブだけでなくスライダー、チェンジアップも解禁し全球種を試投した。
「(成績のよかった)一昨年に(100球超を)投げているので半分は験担ぎですよ」と笑った。「内外角のコースへの投げ分けはできました。(2次キャンプ地の)日南は寒いかも知れないので、沖縄である程度(肩を)つくっておこうと思って2日連続で投げました」。
投球時のグラブをへそから胸の位置に上げるフォームに改造中。この日はグラブの構えで球種がばれないかなどをチェックした。
10年は15勝を挙げ、最多勝や沢村賞などタイトルを総なめしたが、昨季は10勝に終わり、沢村賞も同い年の田中将(楽天)にさらわれた。2年前の活躍再現を目指すエースに、大野投手チーフコーチも「昨年結果が出なかったことで考えているはず。これまでのキャンプからすると(調整ペースは)かなり早いね」と満足顔だった。【高垣誠】



