<日本ハム3-1オリックス>◇5日◇札幌ドーム
今季も抑えは任せろ!
日本ハムの武田久投手(33)がオリックス戦の9回、満を持して今季初登板。4番李大浩から始まる攻撃を3人でピシャリと締め、開幕6試合目で初セーブを挙げた。昨季2シーズンぶりに最多セーブを獲得した絶対的守護神が、貫禄の13球で2012年をスタート。6回1失点の先発ウルフが、今季初勝利をマークした。
守護神も感情を抑え切れなかった。今季初登板となった武田久は、試合を締めた瞬間、1歩前に出て右手で小さくガッツポーズを見せた。「今日は良かったなと思う」。待ちに待った開幕6試合目での初仕事。3者凡退で片付け、初セーブを記録した昨季セーブ王が、貫禄十分に1年をスタートさせた。
指定席の9回。最初に迎えたオリックスの4番李大浩には直球から入ったが、2球連続で球が上ずった。ただ、簡単には崩れない。「引っかけるよりは、いいかなと思っていた。でも、いろいろ投げているうちに修正できた」。伝家の宝刀スライダーやカーブを駆使。中堅・陽岱鋼のファインプレーにも助けられながら2点差を守り切った。栗山監督も「いい形でスタートを切ってくれて、安心した」と目を細めた。2年連続3度目となるクローザーの頂へ、まずは1つ目の階段を上った。
中継ぎ陣も盤石だった。7回からマウンドに上がり、3試合連続登板となった宮西は、気合の入った投球。武田久が「今日は宮西。一番きつい場面だった」と振り返った1点リードの場面。1発のあるT-岡田、バルディリスを迎えたが、逃げることなく真っ向勝負で連続三振を奪った。8回の増井も最速153キロの直球で押し、1安打を許したが危なげない投球を披露。首脳陣が思い描いた通りに反撃を許さなかった。
これで、ベンチ入りする日本ハム自慢の救援陣全員が初登板を終えた。終盤の鉄壁ぶりは、今年も健在。武田久を中心とした頼もしいリリーバーの面々が、これからも次々と勝ち星を拾っていく。【木下大輔】



