<阪神1-6オリックス>◇9日◇甲子園
阪神マット・マートン外野手(30)が暴言を吐いた。自らの守備のミスもあって敗れたオリックス戦の試合後、「I
don’t
like
Nohmi-san(私は能見さんが嫌いだ)」と発言。さらに「わざと走者を生還させた」と受け取れるような発言もあった。ミーティングで緩慢なプレーを指摘されたようだが、優良助っ人がまさかの変貌。交流戦優勝が完全消滅したチームに不穏な空気が漂った。
交流戦優勝が消滅した直後のベンチ裏で、問題発言が飛び出した。険しい表情のマートンが報道陣に囲まれた。4回の右翼から本塁への送球について「前進守備でアウトを狙ったと思うが…」と聞かれると吐き捨てるように言った。
マートン
I
don’t
like
Nohmi-san.
ニルイ、ドウゾ
Go
ahead.
訳し方によっては「能見サンが嫌いだから、二塁走者をかえした-」とも取られかねない発言。試合後の高ぶりで本意でないことを口走ったのかもしれない。それでも、冗談では済まされない言葉だった。
1点を追う4回2死二塁。前進守備のマートンはオリックス斎藤の右前打を捕球し、本塁へ投げた。これが高く浮き、三塁方向にそれて2点目を許した。普通に投げればアウトにできた状況。関川守備走塁コーチは「見たまんまでしょう。誰が見ても、というプレー。お粗末なプレーが続いている」と話した。
このプレーについてコーチから指摘を受け、試合後のミーティングでも注意された模様。そのいら立ちが発言につながった可能性もある。球団関係者は「記者に当然のことを聞かれ、皮肉で言ったようだ。能見選手が嫌いでも、相手に得点を与えたいとも思っていない。それが真意だ」と事情を説明した。
もちろん、マートンも非があることは認めている。問題発言の後に「自分としてはボール(を捕球する)まで遅かったから、送球が遅れてしまった。自分のミス。しっかりライン上に投げてアウトにできたと思う」と続けた。だが、あまりにも不用意な言葉だった。
きょう10日のソフトバンク戦では先発メンバーから外れる可能性が出てきた。2年連続で最多安打を記録した助っ人に何が起きているのか。【田口真一郎】



