甲子園の申し子になる!

 阪神新井貴浩内野手(35)が24日、東京都内で最福寺の新年会に参加。聖地・甲子園と「和解」することを宣言した。

 新井

 ホームが一番試合数が多いし、応援してくれるファンも多い。甲子園で良くしないと。甲子園で打てば盛り上がって勢いもつくからね。甲子園は状態がいい時は乗っていけるし、悪い時は重くなる。声援を味方につけていければ。

 右肩痛の影響もあり、昨年は122試合で打率2割5分に終わった。鬼門と呼ばれるナゴヤドームで打率3割3厘と好成績をあげた一方、本拠地甲子園では打率2割1分どまり。甲子園では10年の打率3割3分3厘から11年の打率2割7分7厘、そして昨季と下降線をたどっている。13年はV字回復を見せたいところだ。

 この日は鹿児島・最福寺の池口恵観法主(76)から熱い期待を寄せられた。「去年は下からわき出てくる気が少なかった。私の願いとしては3冠王を取ってもらいたい。このまま上がっていけば十分打てる。金本さんがいないのだから、不動の4番になってほしい」。今月中旬には過去最も厳しい護摩行を行った。4番復活へ。地道なリハビリの先に、甲子園を沸かせる新井の姿がある。【佐井陽介】