「打者・大谷」に長期休暇が与えられることになりそうだ。日本ハム栗山英樹監督(53)は13日、来月11日からの「WE

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 HOKKAIDOシリーズ」開催を報告するため、北海道庁の高橋はるみ知事を訪問。今日14日からのヤクルト2連戦(札幌ドーム)での大谷起用について「体をしっかりさせるには、ちゃんと練習させる、ちゃんと休ませるをていねいにいかないといけない。勝つためには(スタメンで)いきたい。でも、10年先も考えてチームにプラスにならなきゃいけない。無理はさせられない」。野手での先発起用を見送る考えを明かした。

 2試合連続で160キロをマークするなど急成長し、いまやローテの柱となった大谷。だが11日巨人戦では、7回途中に右ふくらはぎをつって降板した。同箇所をつるのは、今季2度目。また今年の交流戦はDH制が通常と逆になっており、出場するには守備に就かなければいけないことも、負担を大きくするため「本当ならオレが一番使いたい」と話す同監督も、慎重になっている。

 投手として初めて規定投球回に達したが、一方で野手としては今月1日の阪神戦を最後に欠場が続いている。次カード18日阪神戦(甲子園)でも先発登板が予定されており、野手でのスタメン復帰は21日広島戦(マツダ)以降に持ち越しとなる見込み。右足首を捻挫して2軍落ちした昨年4月をのぞけば、プロ入り最長のブランクとなる。【本間翼】